元気の素は、日々のごはん

毎日の元気を支える食の話題をあれこれ

アクリルアミド・・・ポテトチップスだけが悪者じゃなかった

2002年スウェーデン国立食品局(NFA)の研究報告によって、ごく一般的な食品や家庭料理も含まれている「アクリルアミド」という成分に発がん性があることが指摘されました。

その報告では、高温で調理された炭水化物を多く含む食品に高濃度で検出されたとしており、特にフライドポテトやポテトチップスなどの検出率が高く、食品業界に大きな波紋を投げかけ、ジャンクフードなどのイメージと重なって、しばらくポテトチップスなどが悪者になっていました。

 

世界中でアクリルアミドに対する関心が高まり、日本でも2011年に食品安全委員会おいて、「加熱時に生じるアクリルアミド」についての健康影響評価を行うことが発表され、2016年2月に食品安全委員会ワーキンググループにおいて健康への影響評価(案)が取りまとめられています。

その評価では、世界から敵視されたフライドポテトやポテトチップスは、実は日本人の場合は推定摂取量が意外に少ないのではないかとみられています。

 

詳しくは、下記の記事でまとめていますが、言いたいことは、特にこの食品や料理が悪いとか、不安を煽りたいわけではありません。

 

偏った食べ物や食べ方をするよりも、様々な食品を様々な調理法で食べることの方が、バランスよく食べられるというだけでなく、リスクを低くできることにつながるのではないか、ということです。

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一見健康そうなのに、心配なこどもたちの食生活

成人の男性は、3人に一人が肥満傾向で、肥満は生活習慣病につながります。子どもたちの無肥満も一時より少し減少しているのですが、一見健康そうな現代っ子、実は血糖値や中性脂肪が高い傾向も一部には見られています。

 

痩せ願望の女子たちは食事よりもお菓子を優先していたり、またスポーツに勤しむだんしも血糖値が高めでした。一人暮らしの女子大生も、食事にスイーツというのは、あまり珍しくもないようです。

 

現代っ子は、昔のライフスタイルと比べて、食事だけでなく運動不足や夜型生活にもなりがちです。

 

人間ドックとまではいかなくても、子どもの検査も、将来の生活習慣病予防のために必要になってきているのではないでしょうか。

 

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健康管理をサポートするサービスが活発に

毎日丁寧に食事や運動をできれば良いのですが、
忙しい現代人は思っていてもできないものですよね。


そんな人たちの健康管理をサポートする事業が活発になりつつあります。外食・デパ地下、コンビニなどで、低カロリーで減塩メニューなどが展開されていますし、タニタ

食堂付きのマンションも・・・・。


便利なロケーションでふらりと食事をして、健康にも関心を持ってもらう。
そんなきっかけ作りになるのかも。

こちらの「root cafe」は、阪急・阪神ホールディングスさんで、
実は「沿線の価値作り」の一環でもあります。


お野菜は、阪神電鉄が線路高架下を有効活用して作られたものです。

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本当に必要な人には情報は届きにくい

昨日は大阪で、「健康食品についてのリスクコミュニケーション」(主催/消費者庁厚生労働省農林水産省)がありましたので、参加してきました。

 

特に2015年4月からスタートした機能性表示食品は、一年を迎えてどのような状況なのか、を知りたいと思っていました。行政の消費者庁厚生労働省農林水産省の各省庁の立場からの体制のお話や、事業者、消費者も合わせてのディスカッションも行われました。

 

事業者側からは、「届け出番号や、安全性・有効性をホームページなどで示すことができたおかげで、お客様からの問い合わせも増え、今まで機能性については食品は歌うことができなかったため、しっかり伝えることができるようになった」というお話がありました。

 

確かに、真摯にまた高品質のものづくりをしている事業者にとっては、きちんと安全性・有効性を示し、良いものも悪いものも玉石混交だった「いわゆる健康食品」と差別化できたことは良かったでしょう。機能性表示食品の中で、カプセルや錠剤の形状のサプリメントなどは、GMPという品質や衛生管理を保証する製品も多いのです。

 

私たち消費者にとっても、今までのように分かりにくかった健康食品の中から、一つの目安が増えたと言えるでしょう。

 

けれども、それはきちんとパッケージの届け出番号と、ホームページから企業の公表している製品サマーリーを見て、判断できる人には役立つものだと思います。

 

制度をよいものにするかどうかは、使い方次第。そんな風に私たち消費者に突きつけられている印象でした。もちろんそれは正しいでしょう。

 

しかし、まだまだ多くの人は、トクホと機能性表示食品、いわゆる健康食品の違いは理解されているとは言えません。健康食品(トクホ・栄養機能食品、機能性表示食品、いわゆる健康食品)は、消費者の自己責任で選び使用すること、薬のような効果を期待できないこと、安易に薬と併用したりしてはいけないことなど、もっともっと周知されるべきことがあります。

 

健康食品や機能性表示食品については、パンフレットやインターネツトで情報が発信されています。でもこんなに情報があふれているのに、こんなに情報があふれているからこそ、本当に必要な人には必要な情報は届きにくい現実があるということも感じました。

 

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豊かで便利な時代だからこそ難しい食育

先日、子どもの人権をどう守るのかというテーマの公開フォーラムで、特に「子どもたちの栄養を考える」を聴いてきました。

 

虐待や貧困が話題になる昨今ですが、その一方で恵まれた生活をし、健康そうで、運動もしているのに、実は血糖値が高い学生が以前よりも増えていたという調査結果など・・・・。

 

食環境が豊かになり、栄養不足より食べ過ぎを考慮しなければならなくなったのは、日本人の歴史の中ではほんの数十年。それまでは健康に良いとか悪いとかを意識できるほどの余裕もなく、お腹を満たすことが優先されてきたと思います。

 

現代人は忙しいって言うけれど、昔はもっともっと不便で、専業主婦でも家事労働は時間がかかったはず。

 

しかし今では、お金があればなんでも手に入る便利さと豊かさと、健康情報があふれている中での、「食べる」ための技術とか、選択する知識を培うことの難しさがあります。

 

子育てというものは、今教えてすぐにはその成果が見える、ってものではないだけに、難しいですね。

 

私も、自分のこと、子育てのことを振り返り、いろいろと考えさせられました。

ブームになっているけれど・・・。

熟成肉、ライスミルク・・・。ヘルシー、美味しいと話題によくのぼります。

 

もちろん、この二つに限るわけではなく、食べ物は100%安全とは言えません。その最も大きな要因は衛生管理だと思います。

 

せっかく良い状態の熟成肉も、通販などの流通の過程で、あるいは飲食店で、衛生状態が良くなければ・・・。

 

ライスミルクは体によいと言われ、自宅で作っているブログなども見ますが、「え〜?  、生で大丈夫?」と首をかしげてしまうことも・・・。

 

そんなお話をまとめてみしまた。

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花粉症の時に気をつけたい食生活

世の中には、花粉症にオススメの食品が、山ほどあります。

もちろん人によっては、効いたかなぁと思える方もおられるでしょうし、効かなかったという人もおられるでしょう。

 

食品は薬ではないので、薬ほどの検証はされていません。そのことはちゃんと知った上で利用してほしいと思います。

 

私たちは、ついつい手っ取り早く「効く」ってものを求めがちですが、花粉症の時にはこういう食事や食生活は気をつけたいことがあります。

 

またもちろん食べ物や食生活だげてなく、しっかり休養をとり疲れを溜めないようにしたり、花粉を避けるように衣服やマスクに気をつけることも重要なことですから、生活全体を見直してみてください。

 

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