元気の素は、日々のごはん

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24年間の追跡調査で、野菜や果物を食べるほど循環器疾患のリスク低下

人間総合科学大学のリリースより

 

野菜や果物をたくさん食べるほど、循環器疾患のリスクが低下するという論文が発表されました。

 

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この論文は、一般日本人、全国の9,000名(1980年実施の国民健康栄養調査に参加した当時30〜79歳の男女)を対象に、24年間

追跡調査したもので、信頼度の高い結果、というところに大きな意味があります。

 

野菜と果物を1日に合計で摂取した量を4つのグループで比較すると、

 

1.最も少ない1日275g摂取したグループを基準として見ると、

2.2番目に多い1日486g(野菜5皿・果物1回<りんごなら1/2個>)のグループが、死亡リスクが28%低下

3.最も多い1日652g(野菜7〜8皿と果物1回)程度のグループが、死亡リスクが26%低下

となりました。

 

死亡リスクが優位に低下した2のグループの野菜・果物摂取量は、「健康日本21(第2次)」における「野菜摂取量350gへの増加」「果物100g未満の者の減少」とほぼ同等であった、ということで、目標値の設定を裏付けともなったといえると思います。

 

また加えて、日本人の食文化は、塩分が増えがちで、「野菜も醤油でにたり漬物にすることがうるので、食塩摂取量を抑えることも意識して食べること」ということも指摘されていました。

 

ちょっと野菜が少ないかな、果物はあまり食べていないなぁという方は、野菜後一皿を意識して、果物もみかんやバナナなど手軽に食べられるものから手にするようにしてみてください。

 

人間総合科学大学

野菜・果物の摂取量が多い人で循環器士官脂肪リスクが低下

http://www.human.ac.jp/common/pdf/20150116news2.pdf