元気の素は、日々のごはん

毎日の元気を支える食の話題をあれこれ

食品表示は、わかりやすい?、わかりにくい?

おとといは、神戸市の生きがい活動ステーションという施設で、「ひがしなだ健康くらぶ」さん主催「イメージだけで選んでいませんか?   表示で見抜くヘルーシ食品の実力」というセミナーを開催。私が講師を務めさせていただきました。

ひがしなだ健康くらぶ | 健康見える化ドットコム

 

下記のfacebookで、お写真もご紹介いただきました。ありがとうございます。


生きがい活動ステーション | Facebook

 

「カロリーオフ」「⚪️⚪️ゼロ」、「ダイエット⚪️⚪️」など・・・。こういう表示がある商品とない商品が同じ棚に並んでいたら、こういう強調表示のついた商品をなんとなく選んでいる。そんな人は多いようです。

 

またトクホと栄養機能食品、健康食品の違い、表示のルール、科学的な裏付けなどについて、具体的な表示を見ながらご説明すると、「知らなかった〜」というご感想も聞かれました。

 

これまでに同様のセミナーなどをしていて、お年寄りの中には、例えばトクホで高血圧が治る、と思っていた人もいました。

 

また健康食品などを利用していたけれど改善せず、病院にもっと早く行って薬で治療をしていればよかったのに・・・、というケースなどもあるそうです。

 

消費者が、薬と食品の違い、食品の中でもヘルスフードの中のレベル違いなど、きちんと理解していなければ、うまく活用はできません。

 

4月からは、新たしい食品の機能性表示制度がスタートします。いままで機能性をうたうことはできなかった健康食品や生鮮食品も、科学的裏付けがあれば、機能性をうたってよいことになります。しかも企業の判断で、です。

 

消費者の過半数はこのことをご存知ないというアンケート調査の結果(クロス・マーケティング)がありました。しかも、そういう制度化が始まれば、機能性表示のある商品の購買意欲は高いようです。

 

私は、消費者庁主催の2回説明会に行っています。経済活動の活性化も重要。付加価値の高い商品がもっと認知され、選択肢が広がるのもよいでしょう。しかし今のままでは、消費者がちょっとおいてけぼりになっている気がして仕方ありません。

 


プレスリリース「食品の機能性表示に関する調査」