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アクリルアミド・・・ポテトチップスだけが悪者じゃなかった

2002年スウェーデン国立食品局(NFA)の研究報告によって、ごく一般的な食品や家庭料理も含まれている「アクリルアミド」という成分に発がん性があることが指摘されました。

その報告では、高温で調理された炭水化物を多く含む食品に高濃度で検出されたとしており、特にフライドポテトやポテトチップスなどの検出率が高く、食品業界に大きな波紋を投げかけ、ジャンクフードなどのイメージと重なって、しばらくポテトチップスなどが悪者になっていました。

 

世界中でアクリルアミドに対する関心が高まり、日本でも2011年に食品安全委員会おいて、「加熱時に生じるアクリルアミド」についての健康影響評価を行うことが発表され、2016年2月に食品安全委員会ワーキンググループにおいて健康への影響評価(案)が取りまとめられています。

その評価では、世界から敵視されたフライドポテトやポテトチップスは、実は日本人の場合は推定摂取量が意外に少ないのではないかとみられています。

 

詳しくは、下記の記事でまとめていますが、言いたいことは、特にこの食品や料理が悪いとか、不安を煽りたいわけではありません。

 

偏った食べ物や食べ方をするよりも、様々な食品を様々な調理法で食べることの方が、バランスよく食べられるというだけでなく、リスクを低くできることにつながるのではないか、ということです。

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