元気の素は、日々のごはん

毎日の元気を支える食の話題をあれこれ

あなたにとっての和食は、どんな存在?

 

今回農林水産省主催の「和食シンポジウム」で様々なセミナーを聞いたり、また和食の健康有益性についての研究報告を読んで感じたことは・・・。

 

和食はヘルシーと世界でも注目されているけれど、「日本人だから、ヘルシーな和食を食べていることが当たり前」というのは、思い込みかもしれない、ということです。

 

これまで和食の健康有益性については、緑茶や大豆などの伝統的な和食に使用される食材や、含まれている成分の研究が多くありました。近年になって、献立として食べる食事そのものの有益性についても研究報告が少しずつ出てきています。

また「和食シンポジウム」でも発表された「だし」のUMAMIを活用した低カロリーな食事が要となる和食。

 

日本はとても豊かで、イタリアン、フレンチ、様々なアジア料理と多彩な料理が、外食で、また家庭でも食べられます。和食は、そんな選択肢の一つになってしまったのではないか、と、以前取材した京都の老舗料理店の料理人さんが心配されていました。

 

まずは、基本をしって、様々な食文化を知るのは、お互いを尊重する上でも重要なことですが、基本食となっているのかどうか。自分にとっての和食の存在とは、どうなのか、改めて考えてみたいものです。   

 

無形文化遺産が登録された後、若い世代にも和食を食べる頻度が増えている人もいますが、減っている人もいます。伝えるというのは、簡単にできることではありませんね。味覚や嗜好を育てるのは経験ですから、家庭の役割は大きいと、改めて思いました。

 

和食シンポジウムの健康面で有益性のセミナー内容、遺伝子レベルで解析された和食の有益性について、まとめています。


世界に発信! 健康に役立つ和食の魅力とは [食と健康] All About