「健康な食事」マーク見直しに
3月の初めにオールアバウドで記事を掲載しました「健康な食事」マーク。もう間も無くなのに、パブリックコメント募集で、ガイドラインは出ないし、どうなっているのやらと思っていました。
数日前に『日本農業新聞』で農林議員から、「待った」がかかったという記事が出ていましたが、今日見直しの決定がでたと報道がありました。
オールアバウトの記事の中でも課題はあると書きましたが、栄養面でも1食で考えることの問題点や、量を控えることで低エネルギーになる人もいるのではないかという意見や、生産側の配慮がないというような意見、批判がよせられたようです。
制度の導入を先送りし、仕組みや基準を見直し、またマークの表示を行うかどうかも再度検討されます。
このマークだけでなく、新たな機能性表示食品も含めて、私は、表示ばかり増えていく状況の中で、消費者が理解して使いこなせるかどうか疑問です。会社勤めの人でも昼間に運動などができる状況を作るとか、夜型生活の改善などのために、予算をかけたほうが、よほどよいのではないかと考えています。
ですから見直されるのは良いと思うのですが・・・。このマークは、公募されて決まったもの、コンビニさんの中には表示の対応などを進めているところもあったでしょう。昨年から検討しているのですから、もう少し早くこの議論ができなかったのかと。
機能性表示食品の制度も、走りながら作っている感じで、すべてにおいてこんな感じなんでしょうか。頭の中は、こんなやり方で本当にいいの? 誰のための制度なの?、と「????」だらけです。